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第1章22話【片令転換】-手違いと違和感-

現在Day2



 今では廃れ切ったGMの支部。イミヤ達が、連絡手段として利用している場所でもある。その場所は、ストベニーツァにとって、居心地の悪い場所であった、



「ーーえぇ。……そうよ。イミヤ代理人とその付き人。、、わかってるわ。公私は混同させてない。するつもりはないわよ。ーー詳細を送るぅ?……はぁあ?」



 チィッ


 つらつら並べられた伝令。

 電話越しでも聞こえるほどの苛立ちを隠そうとせず。幻想ではないかと、腕に填められた通信媒体を乱雑に確認する。

 正確にはガチガチと媒体を叩き、通信相手が表示されている画面は思わず不安定に点滅、ブレさせられている状態だ。



「これマジで言ってる訳?えぇ。わかったわよ。やればいいんでしょ?はいはい。私は従順なる部下(コマ)よ。」



 ガチっ。


 腕輪型の携帯端末を乱雑に叩くとその内容が浮かび上がった。



「ふざけるんじゃないわ。何考えるのあいつ。

ーー言われたことには素直に従う。……今まで通りじゃない。」



 〈緊急〉関係者引き上げのご連絡-至急-

今朝の反響により、対象者ミスリアと同列に「イミヤ」「インディゴ」両名の警戒レベル引き上げ。なお、ry……



「優先順位が変わってしまったわね。はぁ〜あ。つまり私はまだ初心(うぶ)な少女たちを追わなければならないってこと。脱兎の如く逃げ出して無いといいけどねぇ。」



 次会う時は、殺し合いだと思っていた。意外と早かったわね。


 その理由を知る必要のない彼女は、駆ける。情報管理システム『ステラ』の補助を受けながら。





↑↑↑






「うーん…。ダメそうですね。」



 頬を掻いて、思わず苦笑いを作る。何が悪いのかと問われれば、気象が悪いとも言えないかもしれない。が、自然現象に文句は言うべきではないし、人間がどうこうできる問題でもない。



「救援要請?確かにアーテルβ線がこの地域で飛びすぎている。」



 インディゴさんが仰ったアーテルβ線。詳細の説明を今は省くが、これが過去と現在の通信環境を阻害している。世界中で1から新しく通信網を構築しなければならなくなった要因。

 アーテルが齎したのは決して良い結果だけではない。



「はい。救援要請を。取り敢えず今の状況だけでも報告すれば何か変わるかもしれません。できることはやっておきたいんです。」



 ですが…とイミヤは続けて考え込む。



「通信不良?」


「えぇ。拝見させて頂いていた報告書はきちんと私の元に届いていたので、通信できると思ったのですが……。」


「どんな内容だったの?」


「えぇと。アレカサンドゥリア国内企業、又は関連企業の流入ですね。中立国ではありますが、輸出入は少なく、現在深く関係がある企業、団体などは比較的偏りが如実に表れていまして……。」


「ーーGHMとの関係を(あし)らわれてる。」


「そうですね。こんなところで話す内容ではないんですけれど、以前から少し気にはなっていたんですよ。内部の流通量が外部の流通量より若干の誤差があったので。」


「だから報告書の所在をよく知っているってこと。」



 イミヤはアイコンタクトで頷いた。

 要するにきな臭いアレカサンドゥリアの現企業の情勢調査を行っていたと言う訳だ。そして、結果は赤より。つまり、サタブラッドの決色と同じ。GHMを間接的に脅かす可能性がある。


 ピコン


 オフラインの端末が反応する。受信できる状態ではないはずなのに。アレカサンドゥリアの通信環境上、無線利用は、命取りとも言える行為。

 となれば一つ。無差別配信。対象を絞らずにこの地域全域をカバーした強制通信ということ。



「そして……悪い、知らせですね。」



 端末を凝視するイミヤ。思わず操作する指に力が入る。その行為自体に意味はない。が、見入ってしまう理由があった。



「取り調べ対象に?冗談。」


「いずれ来るとは思っていましたが、こんなに早いとは……。今捕まる訳にはいきません。」


「ストベニーツァとも近い。早く隠れた方が良い。」


「えぇ。そうしましょう。」



 そう言い切る前に身体が動いていた。タタタと。装備の擦れる音と、靴音がごっちゃになった空間で木霊する。



 地理に疎い彼女らは……行く当てなく彷徨い続け………。



 パァアア…ズゥン

あのねぇ、下書きが多すぎてどれがどれだか訳ワカメ状態なんよ。多分そろそろ更新安定するから……許して

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