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第1章14話【咎女襲来】-明日が消えるまで-

一つ言い訳をさせてほしい。投稿時間を覚えてたさ。ほんとだからね?


 薄く青い瞳。墨汁の様に濃く()色に染まるどろりとした髪。

 彼女はストベニーツァ。この国の捜査官であり、単体で最後の砦とも言えるだろう。

 そんな彼女が目指す至高のひと時。ただその時の為に。




→→→




「ははっ。ほんっとーにつまらない。今から楽しい時間が待ってたってのに。」



 ヴァルエは思わずとも悪態を吐く。さっきから妙な気配が漂っていた。ミスリーにはもう辛い思いをして欲しくなくて。情が湧いてしまった。

 高が他人。仲間でもなければ友達でもない。友愛も親愛もない。普段はそんなこと思う事なんてないのに。



 テキが、敵が目の前に立ちはだかる。いつもそう。邪魔くさい。




 穢れた雫が頬を撫でるように伝い、滴り落ち、やがて潰える。

 妙な胸の高鳴り。こんなのは高揚とは言えず、

ーーでは何と呼ぶのか。


 緊張。


 毛が上から下へと逆立つ感覚に襲われ、より一層空域が強張る。



 今という時を、生きれている事こそが奇跡であると。それ以上望む事は許されざる事なのだと。宣言されるかの様で…。


 妖炎(妖艶)をこの地に宿し、燃やし散る。失う前に。

 私が、いの一番に。


 地を蹴り、(くう)を切る。そんな在り来たりな表現に留まらない。地を従え、空を震わせる。

 たった一太刀の為だけの加速。それを奴の喉元に届かせる為だけに……



「あぁ怖い怖い。前も後ろも無い子っていつもそう。ーー周りが見えない。」



 時が伸びるような、気持ち悪い錯覚が再び私と共鳴する。

 見えた時には遅かった。視野が狭い。ただそれだけのこと。

 今まで感覚で補って来たことが仇となった。

 才覚に溺れ自己研磨を拒絶した彼女のツケ。


 想像以上に疲労したヴァルエの身体(しんたい)は、重く、硬く………。



「があっ。」



 その細いヤイバが研ぎ澄ますように狙い(さだめ)。果肉を突き進んだ。


 あついあついあついあついあついあついあつ………


 胸が腹が。焼き切れるように熱い。



「お眠りなさい。まだその時では無いわ。」



 さも当然かのように佇むストベニーツェ。その姿に憤りが、息詰まりが。動揺が。



「あぁ。ああぁあああ!ああぁあああぁあ!!!」



 動け。動け。動け動け。

 信念で。執念で、願う。抗えと本能で伝えているのに。身体がうごかない。あがぁぁ。

 今は醜たって良い。だから………。



「五月蝿い。」



 ただその一言。それだけでも、今のヴァルエにとって致命的だった。

 どこから取り出したかもわからないナイフを手の上で転がしながら一方的にストベニーツェが告げる。



「どうやら体力の限界、だったみたいね。」



 認めない。私はそんな終わり方認めない。地に伏せようと。



「ー長旅ご苦労さん。そしてお休みなさい。次目覚める時は幸あらんことを。」



 認めない認めない認めない認めない。だから…!!!!!!



「!?まさかっ。。下がれっ。」



 紅く燃ゆる関炎。


 黒い白(灰掛かった)煙の中、赤い紅い尽きることの知らない紅い瞳。片目を失おうとそれでも中途半端に開く。


 けれど………現実は。



「ーー自分諸共(もろとも)って?まだそんな余力があったんだ。驚いちゃった。大人は責任を自身だけで取るもの。だからこそ、この結末も仕方ない…でしょ?」



 蒼く濁る翠碧(翠壁)。アーテルにより組まれた壁は、自爆まがいのアーテルさへも防ぎ切る。

 これは単純なアーテル総量のみならず、技量の差。



「次こそは本当におや…す……。」



 あぁ感覚が無い。白黒の世界の中、無様に足掻(あが)くことさえもできないなんて。



「ええ…。赤…飼い犬は、…ったわ。……?まだ?あぁもう…鬱陶しい。メ…インはみs………。もっと早くに…………。」




 ーーごめん。イミヤちゃん。役に……立てなかった。


 ヴァルエのアーテルは、闇の底へと雫が垂れる様にーー途切れた。




↓↓↓






「リーダー。気にしても仕方ない。だから、次をどうするか考える。」


「……次は…。」



 頭が痛い。胸が痛い。奥底から無理矢理にでも引き出すように、肉体を引き離そうと伸びる力が痛い。



「D地区まで行きます。」



 頼れる人も頼りたい人も。目の前から消え続ける。行動を起こすことが怖い。また次も何かを失ってしまうんじゃないかって。



 イミヤは、リーダー(大人)になれずにいた。

妖艶の表現結構好き


 戦闘シーンが物足りなーい物足りなーい←だから早く書け()

 間の話を書くのって難しいんよ

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