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第1章11話【不意干渉】-友の名は-



トォーン



 無鉄砲な靴音が波打つように響く。スラっとした足先。波紋のように広がるそれは、明確に(しるし)を指すようで…。



「ここで好きにはさせないわ。今後の為にも…ね。」



 頬を緩め……。



「彼が五月蝿いのがいけないわ。…それで?何の用?」



 非常階段と思しき場所で手すりに凭れる人影。



「ストベニーツァ。任務中と見られるGM部隊を確認したらしいぞ。」


「いちいち言わなくても分かってるわ。わざわざそんな事を言いに来たの?………お人好しね。ふふっ。」



 ーー視線の先は、彼女の瞳は何を映しているのか。



 肩をすくめる男は、仕事は果たした。と言わんばかりに『後はヨロシク。』手をサッと上げる。バァイと階段を降りていった。



「役目は果たすわ。仕事、だからねぇ。」











↑↑↑










 大抵の都市に設置されているGHM専用の設備を利用することに。あくまで緊急性のある物事でしか利用が許可されていませんが今回は特別です。本部へと連絡したいことは山程ありますが、任務のこともあり、自由には連絡できません。ですので今回は必要最低限な回線の利用を試みます。


 プレスト州知事との席を用意する為に固有回線を使用し、許可取りを行いました。アポの取得方法に不自然な点はない…と思います。


 あまり見掛けない斬新なデザイン(システム)で此方側がもしかすると失礼に当たるのでは無いかと心配になってしまった。


 当然ながら本人との会話は不可能であったが、歯応えのないAIオペレーションシステム『ステラ』に変わり、担当責任者が「耳に挟む」と仰っていた。

 まだ興味は持ちえているのでしょう。それなりな回答を得られた。好感触とも言えます。


 ヘクタなら彼らの対応に対し未だに疑いの目を向けるのでしょうが…。



 今のイミヤたちのストッパーはイミヤ自身である。未知なる地での未知なる行動。イミヤは未だ幼い小人(しょうじょ)。少々不安になってしまっても仕方がないではないか。しかし、そう考えを纏めたとしても、時が止まるわけでも、誰かがこちらを振り向くことはなく……。




「ーー後は願うばかりですね……。」


「…私達に出来ることはした。リーダーは良くやってくれてる。」



 珍しく褒めるインディゴに、イミヤは少し頬を淡く塗り、『いえいえ私なんて』と苦笑いしながら視線を端に逸らす。

 そんな様子を見てヴァルエは調子の良い様に茶化し始めた。



「そうだよイミヤちゃん!私はあーゆー堅物の相手は苦手だからさ。」


「…ヴァルエさんもいずれは出来るようになって貰いますよ。」



 「えぇええ」と押し潰されるように萎むヴァルエは救いを求める様に視線を彷徨わせ、見つけたとばかりにインディゴを視線で指差すが、「必要な事。」と端的に一蹴されてしまった。



 ーー救いは無いのかヴァルエは今日も薄汚れた空を見る。変わり映えしない日々の中、(うつ)りかわる景色に結論(終わり)を探求した。







→→→







 一通り(ひととおり)の物事を終わらせたイミヤ一行。それからミスリアの言う店に行くこととなった。



「具体的にどのようなお店何ですか?」


「それはー着いてからのお楽しみって言いたいとこだけどねぇ。一つ 、そう一つだけ言うなら隠れた名店ってとこかな?」


安直(あんちょく)。」


「しょーがないじゃない。それ以外しっくりくる言葉が無いんだから。何?不服?」



 すんと鼻息で返すインディゴにヴァルエは、、


「まぁまぁ。いーじゃん。サプライズってことでさ。楽しみは多い方が人生は豊かになるってね。」


「発言内容がヴァルエじゃない。」


「それって私のことバカにしてるでしょ?」



 心底残念そうに「してない。」と嘆息するインディゴ達を眺めるミスリアは微笑えんだ。



「と言っても食に栄えてる訳でもないからねぇ。その点で言えば期待には答えられないかも。」


「えぇ。」


「だってそうでしょ?この枯渇した土地を見れば一目瞭然じゃない。いくら技術力が上がろうが、最初にすることは軍事転用だよ?目に見えてしないにしても庶民は二の次三の次ってね。」


「ワーマナも食の品質は一向に改善される気配がない。」


「確かにそうだった。今の軍用保存食ほんッッとぉーに酷いもんね。」


「…軍事糧食推進標の提出と今度問い合わせしておきます。。」



シュンと下向くイミヤに、焦ったヴァルエは型をポンポンと宥め出す。



「イミヤちゃんは悪くないよ。変な体制で居続けるワーマナが悪いんだから。」


「ーーそうですよね。意見を通さない私が悪いんです。」



急にナイーブになりだした。思わず急所を突いてしまい混乱する場に、はぁとインディゴが嘆息する。



「ーま、まぁ、人数も多いとその分、量が必要になるからね。しょうがないよ。」



 見かねたミスリアが助け舟を出す始末だ。

……それにしてもやけに人が少ない。



 静けさ。



 恐れを感じるほどに。振り払っても拭い切れない違和感。



「ーーミスリアさん。」


「ッ。どしたの?」


「どうやら私達は望まれない客だったかも知れません。」


「………。」



 ふふッと微笑み。



「行きましょうか。ミスリアさんのおすすめのお店へ。」





モチベがねえ…沸かんのですよ。インスピレーションもね…。別企画のモチベはあるんだけどなぁ。

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