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第1章5話【二極結合】-決まった道-

ね、寝なかったら月曜日だし、、、、、、、



 砂埃が散り、大まかであった形が整えられた。背は低くしかしながら存在感がある。その理由(わけ)は…



「あなたの負けよ」



 ヴァルエはどこからか取り出したナイフを手に、しゃがみ込む。輝くことのない得物の先を首筋に押し当てた。殺すつもりはないと言う意思表示でもある。

 しかし、相手にそれ程の学と経験が無ければこのままナイフは払われ、無意味にも再戦が始まるところではあるが……


 ナイフを物ともせず、謎の少女はその場に仰向けに寝転んだ。


 身長に対し異様に長いそのウサギのような耳は先を尖らせ、黒く滑らかに輝く。



「はぁーあ。これからどうしようって時に……。()なことが続くわね。」


「ーーご愁傷様。そー言う事はもう少し、…いやもっと強くなってから、言って欲しいね。」



 自分の状況が掴めていない訳でもないだろう。それでも彼女は、ようやく言葉を取り、清々しい程の笑顔で目を閉じ、瞼を開く。



「降参降参。私じゃ多対一できない。」



 立ち上がったヴァルエはナイフを(しま)いイミヤ達の方へ向いた。



「そう。それならよかった。これ以上その可愛い顔に傷をつけなくなかったし。」


「褒め言葉として受け取っておくわ。」



 抵抗する意思がないと言わんばかりに手を広げ大の字に寝転んでいる。行動は幼げではあるが、考えはあるらしい。



「なぜあなた一人がこんな場所に?」



 イミヤは怪訝な顔を作り彼女に問う。理由は大体理解できたとしても聞かなければならない。例えそれがどんな結果であったとしても。



「見てわかんない?……は少し意地悪かな。うーん。そうだねぇ。」



 一息空け、「まーいっか」と言葉を漏らし、答え待つ彼女に告げた。



「負けちゃったんだよ。この町をこんなことにした**(奴ら)に。そして、私も逃げた。ただそれだけ。」


「逃げた?」


「そう逃げた。戦うことから。」



 その言葉に引っ掛かりを覚えたからか首をかしげるイミヤ。その反応をただ横目で静かに覗いていた彼女は…



「フュームのあなたが何を思ったか当てたげる。『じゃあなんであなたはここにいるの?』ーー答えは簡単。見ての通り私は弱いから。潜むしかない。それが答え。」




ーーうそ。




「……いえ。私は…。」



 その端的な零れ落ちる言葉を黒く細い耳は逃さなかった。だから……と言って何をする訳でもなくただ立ち続ける。只々逆光がまぶしかった。






「それで、話は纏まったのか?」



 遠方から呑気に歩いてきたヘクタは、状況が終了したのかとインディゴに問いた。



「まだ。」



 インディゴは顎をクイっとさせ視線を誘導する。


 信頼という言葉を信じたわけではない、けれど彼女(ヴァルエ)も人。変わることはできる筈だ。だから今回は向き合い理解しようとする。

 


「君はどうするの?このままここでこの町と一緒に息絶えるつもり?そのつもりはないんでしょ?それなら私達と一緒に行動する方がが良いと思うけど?」


「ーーほんっとあなたって挑発的ね。私は、ミスリア。あなたたちは?」


「私はヴァルエ。よろしく~。」







 変わることができるとは言ったもののヘクタ()という存在がいる限りヴァルエが安心できることは今はない。もう一人増えたところで変わらないのだろう。だから…受け入れる。気持ちが変わらぬ、失わないように。人間(ヒト)としての権利を残すために。



 これがミスリアと始めの出会いだった。

雑?知ってる(逆切れ)あー月曜にちゃんと毎週投稿してたのに……



一つまた一つと変わって行く。

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