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第1章1話【新地染色】-目的-

0章の違和感があるところを修正して回ってるけど、あれ、もしかして序盤の方が上手くかけてた??


↓↓↓


 ノウンは法廷に立つ事を選ばなかった


 ザーザッザ…。



 …でしょう。……で…続いてのニュースです。9年前、世界で初めて市街地内外でのアーテル自由使用に認可を通したプレスト・プレーニェ州知事。これにより、各州にて許可をとることなくアーテルを使用することができるようになりました。そして、プレスト氏の改正が新しい追い風となり、全世界に普及が進み出しました。そんな貢献者として、挙げられるプレスト氏は………。




「それでー?私達はこれからどこに行けばいいの?」



 GVに能天気な声が響き渡る。一番高い位置にある補助席に片膝を抱え座り込む彼女は、いつもこの感じなのか、イミヤは特に何も言うことなく続ける。



「えぇと、そうですね…。今からスウェズ運河を超えた先にある空港に行かなければいけません。」


「襲撃を受けたってことは、向こうに経路が漏れている可能性が高いな。」



 罠を仕掛けられ、さらにその上、六大器の配置。極秘任務の情報が筒抜けなことは明白で、帰路も既に対策をしているはずだ。となると……。



「そうですね。ですので、本来であれば南下して待機していた部隊と合流。我々共々回収されるはずだった所……ルートを変更して、大陸北部に向かいます。」



 端末から浮かび上がるホログラムのような地図データをなぞりながら説明する。彼女がなぞった部分が、素線(そせん)として浮かび上がり、最適ルートが認識されナビとして映り変わる。



「えーとつまり?」



 混乱してしっちゃかめっちゃかのヴァルエの頭をインディゴが簡潔に纏め上げ、



「迂回する予定が、直進することになった。」



 えぇ。とイミヤは頷き話を続ける。



「そして次の目的地はスウェズ運河橋を越えないといけないのですが、大陸の北部圏内は中立区。ですので、許可を取る必要があります。」


「ぱぱっと一瞬渡らせてもらうのはダメ?」


「そうなれば、中立区が赤に染まり上がりかねないだろうな。」


「んーそれは勘弁。」



 お手上げといったように両手を上げる。それに苦笑いするイミヤと共に、話を続ける。



「そうならない為に許可を取るんだよっと…。」



 さらりと運転席に乗り込み、最後の起動テストを開始する。ブワァっと言う音と共に浮き上がる車体。整備したことも相まって動作はする。



「そろそろ時間も無くなってきた。はやく次の街に向かうぞ。」



 実際、日は降り始め、迫るように染まる。



「確かにこんなとこで、また戦うのはごめんだもんねー。」



 随分とあっけらかんに言うヴァルエ。その言葉に触れる者は当然のようにいない。



「ん…もう行くの?」


「あぁ。すぐ出れるぞ。」


「だったら…。」



 とそう言い何を思ったのか助手席にちょこんと座る彼女。



「……」



 妙な間が存在し、時が止まったかのような冷えた空気を感じた。

 なんならヴァルエの人殺しのような鋭い目が痛い。

 正直に言えば助手席に誰が居ようが関係ないと思うのだが、今そんな事を言うべきではないと何故か理解できた。



 その固まった空気を溶かすかのように感情を取り戻したのはイミヤで…。



「えっ!?」


「知ってる方が助手席の方がいいでしょ?」


「でしたら…、」


「いつ不具合があるか分からない。」


「あっ…そうですけど…。」


「何か問題ある?」


「……いえ、お願いします。」



 何を思ったのか、悔しそうに含羞(はにか)んだ。



「じゃあー私はイミヤちゃんと一緒ぉ!」




 えぇ、と困った顔をするイミヤに無理矢理頬擦(ほほず)るする彼女は気にも留めないと言った感じだ。



 GVは前に屈み出し、滑るように進む。調整はさっきやったが、正直どこまで進めるか分からない。問題は何一つ解決していないのだから。




 後ろで小さく丸まり大人しい彼女も、いつか泥濡れた地から目を覚ますのか。立ち上がる時はいつも一人。自身が変わるしかない。




 暫くしてヴァルエは満足したのか、パッと離れたが、当のイミヤはムニャムニャとしていた。

暫くはこんな感じでゆるくストーリー進めようかな。て言うかギスギスしない様すれば良いだけの話なんだけどね…ははっ。

 ずっと重い空気ってのも疲れるでしょ、

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