脳内会議、再び その2
はい、更新遅くてごめんなさい。最近立て込んでるんです。ゆっくりですが更新はしますので、待っててください。
そして再び手抜き。だがこれで終わりだ、悲しいね。
ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、
「ふー、ふー、ふー」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「……………あ、終わりましたー?」
「ったく、喧嘩が長すぎて、茶を飲みすぎちまったぜ」
あー、うん、ごめん。
ほんと、俺たち何やってんだろうね…‥?
「ええ、こんな低レベルな言い合いは初めてです」
「もうやりたくないよねー……」
まあ、悪いのはこれを始めた奴だから………
「は?」
「おいおい、どの口が………って、これ以上は本当にやめましょう。三番と記憶係がいまにも会議から退出しそうです」
……まあ、そうね。やめよっか。
「おう、よかった。マジで退出するとこだったぜェ?」
そ、ソーリーソーリー、これからよろしく。
「なぜカタコト?」
気にするな。
……で、なんの話だったっけ?
「……一番、この人ほんとに議長なんですか?」
「普段は記憶係が全部覚えてくれるから記憶力が退化してるんでしょ」
………我慢。
「おお、議長偉いですよー! では、私が答えさせていただきますね! えー現在の議題は、教会の封印をいかに剥がすか、です」
ああ、そうだったそうだった。それで確か一番と二番の意見を聞いてたんだったよね。
それで揉め始めたんだっけ。段々思い出してきたぞー。
「ならさっさと俺の意見を聞くことも思い出せヤァ!」
うわ、三番うるさっ。机ドンってやんないでよ、ビビるでしょ。
「知るか! こっちはずゥっと待ってんだよォ!」
ご、ごめんごめん。今聞くから……
えー、では三番、意見をどうぞ!
「オウ、そんで、俺の意見だが………まあ、お前ら何をまどろっこしいことをやってんだってこった。策なんて練らずに、ちゃっちゃとテメェでやりゃいいだろがァ」
…………? 自分で行くってこと? 教会に?
「ったりめぇだ! なーんで態々何処の馬の骨ともしれねェ野郎に侵入してくれー、なんて頼まなきゃなんねえ? ただの時間の無駄だろがァ」
え? いや、そりゃそうだけどさぁ。
「? あんだよ、なんか文句あんのか」
えー、あー、そういや無いかも──────
「いやいやいやいや、大ありに決まってるじゃないですか!」
「ちっ、一番か……うるっせぇな」
ほんと、うるっさいよねぇ。俺の許可なく発言してるし、困るわぁ。
「別にいいでしょ発言くらい! 前回結局誰も守らなくなってたじゃ無いですか!」
いやでも、体裁があるし。
「体裁???? あんたみたいなポンコツ議長に体裁なんて、元からあってないようなもんでしょ! 私が守る必要はありません!」
うぉい! なんて事言うんだよ! 傷つくだろ!
「うーん、議長の鋼メンタルなら傷つかないと思うけど……」
いちばーん、ちょいと黙ろうねー。
「はーい」
「あらいい子……じゃなくて。このままだとまた喧嘩になりそうですから話を戻しますが、とにかく、三番の作戦は却下です!」
はいはい、ノーモア喧嘩だね。
………で、なんで却下? 普通に忘れてたけど、いい案じゃね?
「いーえ、全然です。───ていうか、わかって議論してるものだと思ってましたけど、本当に忘れてただけなんですか……ひどいですね」
うぐっ。な、なんだよ、何がいけないってんだよ〜。
確かに俺が危ないけど、別にそれは他の案も一緒じゃんか。
「あ、いえ、危険であることではなくて………まず、前提の問題です」
…………前提?
「はい、議長なんですからしっかり思い出してくださいね……私たちの行動理念って、なんでしたっけ?」
こ、こーどーりねん?
「はい。最初の会議で決めた、私たちの目標ですよ」
あ、あー、原作通りにってやつのことか。
うん……で、それが?
「今まで、私たちが自ら行ってきたことは、全て原作に従ってやったことでした」
うん、ちょいちょいアドリブはあったけど、基本的には原作の説明を守るように行動した。
いやー、あれは大変だった。やっぱ初見で縛りプレイはムズイよねー。
「はい、そうです。ですが、今回は今までと状況が違うのです」
? 違うって、何が?
「──────アァ、言いたいことがわかったぜ、二番」
え?
「おお、さすがは三番。話が早いですね」
嘘、またこの状況な訳?
これ前もやったじゃん、もういいよ、おいてかないでー!
「はいはい、議長にもわかるよう、順を追っていきますよ」
ありがとうー……なんか今俺の名前に変な含みなかった?
「気のせいでしょ」
そっかー
「で、えー、ずばり今回の状況というのはですね……明らかに原作の状況と乖離しているのですよ」
ほう、乖離。
「はい。具体的に言いますと、今回は私たちが実行犯ではない、と言う点ですね」
あー、なるほど、読めたぞ!
今まではどんな方法、アドリブがあろうと、俺がやったのは俺がやる筈のことだった。
でも今回俺が直々に出向くと、それは俺以外の行動を俺がすることになってしまう。それは、最初の原作のまま、と言う方針に反している。
そう言うことが言いたいんだな?
「はい、よくできました。その通りです!」
「パチパチ〜〜」
いえーい、一番ありがとーう。
「……………なるほどなァ。確かにそりゃ、俺たちが出向くわけにはいかねぇ。とはいえ宵闇の連中にももう期待できねぇから、せめて誰かに委託しようってわけかい?」
「うんうん、三番もせいかーい! だから俺たちこんなこと話してたんだよー」
「ああ、そうかい。そりゃすまねぇなァ。俺ァとんだお門違いだったわけだ。ったく、恥ずかしいったらないぜ」
「まあ、そう気を落とさず……言わなかった私たちも悪いですから」
「しっかしなァ二番よォ。そうは言ってもきついもんだぜ、自分の意見が無駄になるってのは──────」
え? なんで? 無駄じゃなくない?
「「「「──────え?」」」」
いや、だってさ、それ別に解決できんじゃん。
「か、解決って……どうやってだ?」
「ていうか、何を、じゃない?」
何をって……だから、その「本人がやってないからできない」だよ。
「いやいや、解決も何も、それは前提ですよね?」
「はい……失礼ながら議長、私も二番さんと同意見です」
え、嘘、気づかないの?
「………何にだ?」
いや、だからさ、別人じゃなきゃダメなら、別人になればいいじゃん。
「へ?」
だからー、例えば宵闇から服奪って、なりきって侵入すれば良くない?
「「「「……………………あ」」」」
あ、あれ? どうしたのみんな? なんでそんな地面に呪詛を吐き続けてんの?
ちょ、ちょっと〜……結局三番のを採用でいいんだよね? おーい……
全員「こ、こんな無能に気付かされるなんて……」




