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異世界クズ転生 〜原作のままに生きていく〜  作者: しゅー
四章 聖域で嗤う(予定外)
81/125

美しく輝く思い出 ←幻想

超短い


 今日の気温は20°C………と言うのは適当だが、まあ大体それくらい。湿度は全くわからん、多分そこそこ高め。風は優しく吹く程度。

 うーん、実に快適な気候だ。やはり俺は秋が一番好きな季節だな。あらゆる観点から見ても非の打ち所がない。


 しかし!! この世界(と言うか地方)の秋は、一つ決定的に足りんものがある!

 それは──────お祭りだ!


 日本の秋といえば収穫祭だの奉納祭だの、ちょっと時期はずれるが神在月だの、めでたいことが目白押しだと言うのに、この世界ときたら全くそう言うものがないではないか!

 いや、あるにはあるけど、やるの夏って! 暑いわボケェ!


 農作物は基本小麦だし、仕方ないのかもしれないけど、やはり淋しい。折角の快適な季節なんだから、めでたいことでもやればいいのに。

 この世界、幸いハロウィン的なものはないみたいだから、何か行事くらいやってくれよと思う。


 秋のイベント、我が家では俺の誕生日があるけど、この季節の隙間のような秋ではなく、マジの秋のど真ん中、丁度寒くなってくる頃だ。てか地味に来期の小麦植えとかぶってるし。

 もうその頃はすっかり年末ムードで、もはや秋という感じがしない。それじゃあ全く秋にやる意味はないではないか。


 と、まあここまで長々と語ってきた訳だが、まあつまり何が言いたいかというと、だな。


 卒業前に遊ぶなら秋がいいなー、ということである。


 うん、ここでさっきの話に繋がる訳だ。


 いやべつに、俺はあまりそういうものを大切にするタイプではない。

 年末年始に祝日にGW……ありとあらゆる記念日を全てゲームに費やしていた身としては、前の世界でのその手の思い出は皆無であったと言っていい。……ちょっと自分で言ってて悲しくなった。

 だけれど、今生では今のところ何かに熱中してリアルを犠牲にしてはいない。まあ、外面を取り繕った生活を続けては居るが、友達もいるし可愛い幼馴染は居るし親との関係も良好で、そこそこに充実している。


 まあそれなら、折角の機会なので俺は前やれなかったリア充イベをやってみたいのだ。

 そして、その時期というものに秋を、要は今の時期をお薦めしている。


 とはいえ、まだこの話は計画すら立たない提案の段階だし、そこまで声高に主張するつもりはない。そんなことしたらそれこそ浮いてしまう。

 それに、結局第一目的はみんなとの思い出を作ることなので、最悪冬でも良い。寒空の下遊ぶってのも、悪くはないだろう。


 兎に角、俺は今からみんなと遊ぶ日を心待ちにしているのだ。

 大したことはできないかもしれないが、それでもきっと、俺の大きな思い出となってくれるだろう。これから先に控えている、魔法学園での苦難を乗り越えるための、小さな心の支えに────────────





















 この時の俺は、知る由もなかった。

 この何気ない思い出になるはずだったそれが、俺にとんでもない苦労を齎し、そして、『大戦争』へと発展していくなんてことを。

 ああ、もし、俺が過去に戻れたなら、絶対にこう言うだろう。


 「絶対に教会には近づくな」と。



フラグ一級建築士

 グリマニア さん(12)

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