白雪姫・改 後編
なんとか後編更新しました!
無駄に女王の出番多めです
前編から所変わってここは女王様のお城
「白雪姫が生きてるですって!?」
女王様は魔法で手下にしたカラスから白雪姫が生きていることを聞きました
ちなみにこの女王様、今カラスと二人きりで喋っているので
ハタから見ればなんか寂しい人にしか見えません
「よし、毒リンゴ作るか」
決断早いですねぇ・・・・・
女王様は速やかに地下室に降りて行きました
さて、ここはお城の地下室
クモの巣が張ってたり元がなんだったのか分からない生き物のホルマリン漬けがあったりと、
悪趣味この上ありません
しかし、そこで女王様が読んでいたのは怖い魔法書とかではなく、
『世界名作絵本 白雪姫』(漢字多い・・・・・)
「・・・・・・」
・・・さっさと毒リンゴ作ってくれません?
「いやさあ・・・
ちょっとこの場面見てくんない?」
あなたがお婆さんに変身した場面ですね
「コレさ、すげーキモくない?
鼻めっさデカいし、イボめっさあるし、背ぇ低いし・・・・・
こんなんに変身するとかプライドが許さないんだけど
だいたいこの毒リンゴの計画、千歩譲って成功したとしても
これどーやって元に戻んの?
『私より美しい人はいらないのよ!(裏声)』とか言った意味なくない?」
あなた白雪姫より細かいですねー
前編でも言いましたけど、メルヘンのキャラはそういうの気にしないんですよ
それにホラ、最近の技術がせっかく発達してるんですから
ル〇ン三世みたいなマスクでいいじゃないですか
「あ、それもそうか」
毒リンゴはこっちで用意しといたんで、
さっさと行って下さい♪
「もうなんの話だか分からなくなってきた・・・・・」
所変わって小人達の小屋
小人達は仕事に行って留守なので、今は白雪姫一人です
コンコン
誰かがドアを叩く音がしました
「こんなトコに客とか珍しすぎる・・・・・」
とか言いつつ白雪姫はドアを開けました
「リンゴはいらんかね?」
「セールスはお断りしてます
リンゴ(毒)も要りません」
「(毒)とか付けるなぁぁぁぁぁ!!」
「あーはいはい分かりましたよ
ま、これ食べて王子とキスして幸せになれるんならいいか
それ、ぱっくんちょ。」
「擬音がテキトーすぎる!!」
「パ〇ラッシュ・・・
僕、なんだかとっても眠いんだぁ・・・」
「誰がパト〇ッシュだ
別作を勝手にパクるな」
パカラッ パカラッ パカラッ
「なんか物凄いベタな蹄の音が・・・・・」
「おお姫よー!」
「王子早!!!
まだいろいろ段取りがあるんだけど!!」
「一国の王子は器量がデカイからそういうことは考えんのだ!」
「どーでもいーんだよ!お前の器量は!!
せめて棺には入れよーよ!」
「いらん!!」
「だからお前の意見はどうでもいーんだよ!
原作を自重しろ!!
なんのパロディーだか分かってんだろーな!?」
「なんだっけ?」
「もういい疲れた帰る」
「さあ白雪姫よ!
私の口付けで目覚めるがいい!!」
(ウゼーこいつ
なんで上から目線なんだよ
あたしは100年間眠り続けた魔王かなんかかよコノヤロー)
そして、王子と白雪姫の顔の間が5センチ程になったとき―――――
「口臭が臭い!!」
「うごっ」
白雪姫は飛び起き、王子の鼻に白雪姫のオデコが激突し、
王子は鈍い声を上げました
「テメーどんだけ口臭いんだよ!
昨日の夕飯が餃子だったとかそんなレベルじゃねーよ!!
これはもうアレだよ!さっきまでくさや食ってたってレベルだよ!!」
「無念・・・・・」
王子は気絶しました
(鼻ぶつけただけなのに・・・・・・・)
「よし、馬はあるし
テキトー言って城住むか」
・・・・・・・・・・・
こうして白雪姫は王子様と幸せに(?)暮らしましたとさ
めでたしめでたし♪
~オマケ~
女王「・・・・・これのどこらへんが幸せなんだ?」
細かいことは気にしない気にしない♪
女王「つか、後半もはやあると思われてた小人の出番すらないし・・・・・」
作者の都合です♪
女王「作者ぁ・・・・・」
どう転んでもラブコメ展開に行かない私の小説・・・・・
呼んで下さってる方々、
こんなんでいいんですか?