ピノキオ・改
久しぶりの更新です
次何書こうかなーとか悩んでたらグダグダ・・・・・
ホントすいません(汗
むか〜し昔、多分結構昔、女運に恵まれることなく年老いて子供作れなかった悲惨なじーさんがおりました
「ほっとけよ!!」
うるさい黙れジジイ。
ちなみにこのじーさん、職業は木彫り職人
今時絶対儲かんない仕事の癖によくやるよね全く
んでまあその女作れなかったじーさん、せめて子供だけでもと木で男の子の人形を作りました
で、なんの由来あってか、その人形は『ピノキオ』と名付けられました
そして、その日の夜
その可哀そうなじーさんに同情したのか、女神さまがピノキオに魂を授けました
そして次の朝
「わー!すごい!僕動いてる!!」
動けるようになったピノキオは喜んで辺りを駆けまわったりとび跳ねたりしました
起きて来たじーさんはその光景を見てギョッとしました
「ぎゃーっ!臨兵闘者皆陣列在前!!悪りょー退さーん!!」
「妖怪ちゃうわ!印結ぶなやボケ!!」
さっきまでの無邪気さはどこへやら、ピノキオ、じーさんへの鋭いツッコミ
「せっかく女神様がおじいさんのために僕に魂を吹き込んでくれたんだからもっと大切にしてよ」
「キャラ変わってね?
つか、それ遠回しに『俺を敬い称え崇めろよ』って言ってんのか?」
「や、そこまでふてぶてしくないよ僕も
とりあえず、お金頂戴」
「なんだよやっぱそういうのが狙いかよ」
「『やっぱ』ってなにさ
おじいさんがお金を僕に渡して学校で使うための本を買うように言ってくれなきゃ話が進まないじゃないか」
「ほらよ」
じーさんはピノキオにお金を渡しました
「持ち逃げすんじゃねーぞ」
「しねーよ」
そんなやり取りの後、なんだかんだでピノキオは町へ出かけて行きました
「さあ!子供達の夢の国行きの列車が出るよ!さあ乗った乗った!!やあそこの僕!そのお金丁度で夢の国に行けるよ!!」
ファンシーな列車の前で大声を張り上げながらいかにも怪しいおじさんがピノキオを誘惑します
(うっっっっっっっっさんくせー!!)
ピノキオは心の底からそう思いました
「いくら物語の内容上の都合だからってこれはねーだろ
こんな人通り多いトコであんなんに乗ったら俺が頭悪いみたいに見られんじゃねーか」
目の前で自分を誘惑する(というより、してるつもりの)おじさんの前でピノキオは堂々と文句を垂らします
「俺だって好きでこんな役やってんじゃねーんだよ
つべこべ言わずに乗りやがれクソガキ」
「うわ『役』って言っちゃったよこのオッサン
つか、誘惑っつーよりほとんど脅迫じゃねーかコレ」
と言いつつ、しぶしぶ列車に乗るピノキオでありました
そして馬車の中
乗っていた子供達には次々とロバの耳としっぽが生えてきたのでした
もちろんピノキオにも
「あー・・・、やっぱこういう展開か
どーすんだよコレ
めちゃくちゃダセーじゃねーか」
「あーっはっはっはっは!!
ひっかかったなガキ共!!
お前等をサーカスに売り飛ばして大儲けだ!!」
「おいクソジジイ
後でちょっと顔貸せや」
「その体育館裏リンチしようとしてる感じの呼び出しやめろよ
マジでこえ―よ」
「あっオイよそ見すんな!!」
「え?あっヤベッ!!」
ガラガラガラガシャアッ
おじさんがよそ見運転したせいで列車は脱線し、海に落ちてしまいました
普通だったら間違いなく捕まるので、良い子もそうでない子も真似しちゃだめですよ
(車等の免許を持ってない人は「いや免許持ってないし」とか言っちゃだめですよ)
海に落ちたピノキオはクジラに飲み込まれ、クジラのお腹の中へ
そこにはなんとあのピノキオの生みの親であるおじいさんがいたのでした
「いや何で居るんだよ!?」
「自前の船でカジキマグロ探すついでにお前探してたら荒波とクジラに飲まれたんだよ」
「何気に上手いこと言ってんじゃねーよ
つか俺はついでかよ
そして何故船?」
「知らん」
「とりあえず水と食料は?」
「浄水器と豆がある」
「どうしてそう無駄に準備万端なんだ
そして何故豆?」
「知らん」
と言うおじいさんの後ろには巨大な魚の骨がありましたとさ
数年後
ピノキオとおじいさんはクジラの肉を切り取って食べて過ごして来ました
(なぜクジラが死ななかったのかという疑問については何も言わないでいただきたく・・・・・)
「なー、いー加減死なねぇ・・・・?
こうやって何年間もクジラばっか食ってるくらいなら死んだ方がマシだって
つーか地球滅びろよ」
「人形のクセ物騒なこと言ってんじゃねーよ
あ、クジラのココ、薄くなってきたぞ
コレ出られるんじゃね?」
「マジ?
あ、ホントだ、ちょっと光がさして―――――」
ザッパーーーーーーーーーン
・・・・・・・・こうして二人は幸せに暮らしたとか暮らさなかったとか
めでたしめでたし♪
「「めでたくねえよ!!」」
なんつーテキトーなまとめ方でしょう
だからアクセス数増えないんですねーきっと
ピノキオも鼻伸びませんでしたし
で、突然なんですがこの小説、作者の気まぐれで始まったのでいつ終わるか分からないんですね、ハイ
とりあえず更新ペースも気まぐれなんで、そこんとこよろしくお願いします