昼休み
すこしじれったいかもしれません。
時がたつのも早いもんで、入学式からかれこれ二週間が過ぎた。
だいぶ学校にも慣れたし、クラス内での立ち位置も悪くない。
まあそれも俺とたまたま席が前後の関係だったマサのおかげなんだよな。
あ、マサは俺が将司につけたあだ名だ。
マサは見た目がイケメンで、文武両道まさにラノベ主人公という感じだ。
ただ、将司といると面白いことばっか起きるし、向こう側も必ず俺にかまってくれるからな。いいやつだ、本当に。
「なあ隼。あと少しで遠足があるぜえええ。俺ら新入生にとって初の行事だ!」
「遠足くらいではしゃぐなよマサ」
「いやいや。今までと違うんだぜ、お前のいた中学のことは知らないが。」
「いや、どうせ山登りとかだろ。付き合ってられっか。」
「クラスごとに行先決めていくらしいぞ。このクラスはBBQだぜ!」
「マ?」
「マ。俺が学級委員として提案したら全会一致で決まったぞ。お前もいただろ?」
「あ?そうだったか?」
「ホームルームに興味なさすぎるだろ(笑)それで、クラスで3班に分けるから同じ班になろうぜ。」
「もちろんだ。」
「よっしゃ決まりい。隼といると俺も楽しいかんな。ありがたいぜ!」
~キーンコーンカーンコーン~
「やべっ。教科書出し忘れた。」
「マサ、準備くらいはちゃんとしとけよ(笑)」
「隼はこういうところ抜かりないよなあ」
「準備はさすがにしないとな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「隼。今日こそお前に勝ってやる。」
「むろん俺も負ける気はないぜ、マサ。」
「「じゃーんけーんポーーーーン!!」」
「よっし!」
「ぐわああああああ負けたああああああ!また俺かよ……」
「というわけでマサ、これで弁当買ってきてくれ。」
「お前強すぎるだろ……」
昼休み恒例となった、パシリじゃんけんだ。負けた方が弁当を全力ダッシュで買いに行く。ちなみに現在10勝2敗だ。なんでか日に日に熱が入っていく。
学期の終わりごろには某アイドルグループのじゃんけん大会みたいになってそうだ。
「隼君、お弁当一緒に食べよ。」
「あ、また金を……」
「だから詐欺師じゃないってばぁ。」
「はは、悪りいな。えっと、沖田だっけか?お前男のところに来るとか、ボッチなのか?」
「いや、違うよ。今日はみんな学食行っちゃった。」
「ついていけばいいのに。」
「いいじゃん別に……。隼君と食べたいからなのに……(ボソッ)」
「隼買って来たぞ。あ、お取込み中か。」
「いやお取込み中じゃないぞ。それよりコイツが一緒に食べたいっていってるけどいいか?」
「あ、私は別に……」
「遠慮すんなって、隼といっしょがいいんだろ?隼も別にいいだろ。」
「ああ、かまわないが。」
「隼、遠足の班は必ず男女混合だから、女子もいれないとな。だれにする?」
「!!!!!(隼君といっしょがいい!)」
「マサが選ぶんだったら誰でもいいぞ。」
「りょーかい。なら沖田、同じ班になろうぜ」
「いいの?」
「いいよなあ、隼」
「断る理由はない。けどほかの女子はどうする?沖田に選んでもらうか。」
「そうだな。」
「やった。ありがとね。」
遠足とかなあ。2回しか行ったことないからあんまよくわかんないや。
でもいつもと違う。そんな気がした。
咲ーやった!隼君と同じ班だ!藤堂くんに感謝しなきゃ。




