↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラサーがJKに転生して楽しいのか?  作者: 別所 燈


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/75

50 図書館にて

図書室に行くと物凄珍しいことに矢部がサクサクと本の整理をしていた。

肉体労働のせいか授業中より生き生きしている。

あれ?矢部サボったから、あたしが呼ばれたんしゃないの。

新田君を見ると苦笑い。


「佐伯。今度、委員会の予算のレジュメ手伝ってね」


滝川君がいい笑顔で言った。

何というかフォローありがとう。


「三宅たちと揉めてる?」


あの状況を見ればそう思うよね。


「揉めてるってほどのことじゃないけど。

里沙が学校来てなくて。心配みたい」


「心配?三宅が?

なんで佐伯にきいてくるんだろう。

最近、佐藤とは付き合いないよね」


よくご存知で。

まあ、里沙は目立つからな

「うん、まあね」と言葉を濁した。


「せっかく、切れてきたのに。

やめときなよ」


ちょっとびっくりした。

滝川君がそんなこと言うとは思わなかった。

あまりあたしに深入りしない方がいいんじゃないかな。


「こっち来て」


滝川君に図書室の隅に連れていかれた。

このパターンは多分ロクでもない用事だな。


「高山にちょっかい出されてる?」


図星すぎて言葉に詰まった。


「佐伯、ちょっとこのあと付き合って、

ああ、デートっていうんじゃないから、安心して」


とにっこり笑って、返事もきかずに行ってしまった。



「ヒナさん」

後ろからいきなり声をかけてられて、心臓が跳ね上がった。

書棚に潜む影。


「え!金井くん」


「あれ、絶対デートだよ。

ヒナさんあいつとデートするの、やめといた方がいいよ。

すっぽかして僕と理科室でコーヒー飲まない?」


「理科室・・・なんで?パソコン部じゃなかった」


「パソコン部と理科部は同志だからね」


「ふふふ」と不気味な笑みを浮かべた。


こう見えても金井君はナイスガイだ。

たよりになるとこともある。


理科部・・何の同志だろう。

想像はつくかな。つくな。聞かないでおこう。


「デートじゃないって。なんの話かきになるから行ってくる。コーヒーはまた今度」

「いつ」

食い気味のきいてくる。なんと物好きな。中味アラサーのおばちゃんだよ。


「明日でいい?」


金井君が嬉しそうに笑うといつもの陰気さが霧散した。

その笑顔でいればいいのに。

小柄だがよくよく見ると素材はいい。


「でもヒナさん、最近変な方向に行ってない?

いまのヒナさん何だか危なっかしいんだよね」


高校生男子に言われてしまった。

情けなさ過ぎる。


「あんま高山たちと関わらない方がいいよ」


的確な忠告ありがとう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「終電のその後で……」ぜひ、こちらも!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。