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ぽんこつJP始動

転生後、しばらくはヒナの過去のやらかしを収集したり、ときには放置したりと天手古舞の大忙しだった。しかし、ヒナの悪口友達の佐藤里沙はどうにかならないかな。最近は偽善者。ぶりっ子。ぷうさんの悪口ツイートが絶えないらしい。


そりゃ、よく知らない子の悪口には同調できないな。


JKってやることおばちゃんと変わらないのね。ほんと女子って面倒だわ。

あと勉強ね。なにせブランク長くて必死でやったよ。夏休み。


でも、これって実は現実逃避。本当は三年前のマンホールに落ちたわたしがどうなったのか知るのが怖かったんだよね。


そろそろ調べるか。



そんなこんなで転生後はじめての繁華街。とはいえただ乗り継ぎのためにおりただけ。それはさておき、何しに来たかって?当然、前世で住んでたぼろアパートをさがすのさ。なぜか住所も最寄り駅もおぼろなんだよね。


おっかしいな。


 ここってもしかして似て非なる異世界なのかな。魔法とかも実はあるんじゃない。わくわく。そんなわけないだろうと自分でつっこみつつ。少し憂鬱になる。これから佐伯ヒナとして暮らすのだから、

ヒナの過去もたどらなくちゃならない。

 先日、汚部屋を片付けていたら、ノート型パソコンがでてきた。現在住んでいるマンションは部屋の右半分は居住スペースとして機能しているが、左半分は片付け中。捨てるのも恥ずかしいゴミもあり、精神的ダメージを受けつつ頑張っている今日この頃。


この子奥深いわ・・・多分。


で、その見つかったパソコンだけど電源ぽちっとしたけれどあっと言う間に充電切れ。その後、電源コード探したのだけれど見つからない。


にっくき汚部屋め。


最近の女子高生はスマホで全部すましてるものだと思ってたけれど何が入っているやら・・・かなり不安ではある。ヒナだし。とりあえず発掘しなくては。転生初日のように、ショックのあまりいきなりスマホに入ってるデータをデリートしてしまうかもしれないが、最近はだいぶこの子に耐性ができた。こんどはちゃんと調べるぞ、と使命感に萌えつつ、間違えた、燃えつつ、真昼間の街の雑踏を歩いているとふいに強い力で右腕をつかまれた。


「なにすんのよ」


勢いよく腕を振りほどき、きっとにらむ。さすが中身はアラサー、不測の事態にも動じない。腕をつかんだのは脂ぎったテンプレじじいだった。やっぱりな。


「ひどいなアリサちゃん、さっきからよんでたのに」

「はい?誰それ?」


ピシっと眉間に一筋しわが寄る。全くなんなのこのおじさん。捨ておいて行こうとすると呼び止める声。


「この間、食事したとき約束したじゃん。ひどいなあ~わすれちゃったの?」


脂ギッシュおじさんの気色悪い甘えた声とある可能性に思い当たり、つい足をとめ振り返ってしまう。


「ほら、今度会ったときはお食事だけじゃなくて、そのあともねぇつきあってくれるって」


雷撃をうけたかのように体が硬直した。待ってヒナちゃん?あなた何やってたの。わたしの脳内が危険信号を発した。次の瞬間、脱兎のごとく走る。おじさん速攻追いかけてくる。


うぉ!おじさん速すぎ。


わたしも加速するが、そこで気づく。制服のスカートみじかっ!これで全力疾走したらパンツ丸見えではないか。とりあえずアンダー履いてるから、大丈夫だけれど。なんでヒナちゃん制服のスカート切っちゃうの。


あんたばかあ?


学校の階段とかエスカレータとか考えないわけ?せめて折りなさいよ。太い足出してなんなの。おばちゃんもう嫌よ。制服のスカートは買いなおしよ!そんなパニックのさなか、ちらりと首だけ後方に向けるとおじさんまだ追ってくる。


げげっ、なにその無駄に鍛えてるの。


再び全力を出した瞬間。正面から激しい衝撃をうけ、すっころんだ。


あーもう最悪だ。


「ちょっとあんた。何してんの」


厳しい声に目を上げる。目つきの鋭い男が立っていた。

この人いったい誰よ~。知り合いじゃないことを祈る

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終電のその後で……」ぜひ、こちらも!!
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