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3-7

「改めておはようございます、ソラ」


 イフは。目をぱちくりとさせて言った。


「……わざわざ、やり直さなくても」


 イフは、ずいっと俺に近寄った。


「いいえ。こういうことは、形から入ることが大切です」


 イフの生真面目さに、今度は俺が黙る番だった。


 何ともちぐはぐなコンビだが、これはこれでバランスが取れているような気がしなくもない。


 それにしても、顔が近い。


 背丈(せたけ)が結構違うものだから、自然イフが俺を見上げる格好になるのだが、そのせいでイフの顔がよく見えるのである。


 改めて身近に見ると、美少女だ。


 整った目鼻立ち、大きいくりっとした瞳、さらさらと白銀の髪、そして雪のように白い肌と、三拍子どころか四拍子五拍子とチャームポイントが出てきそうである。 


(めちゃくちゃ肌も、綺麗だよな)


 と、俺は思ったのが、突如その思考が中断された。


(はあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!)


 足の小指をタンスの角にぶつけた時ぐらいの衝撃であり、俺は無声の咆哮(ほうこう)をあげていた。


 イフが俺を見上げる格好になっているのは()べたとおりなのだが、その姿勢のゆえに対照的に、俺はイフを見下ろす格好になっている。


 いや、まだるっこしい説明は抜きにしたい。


 イフの白いワンピースの中が、見えていた、それは胸元あたりである。


 小さな丘が二つあるように、ひかえめに少しふくらんでいる。


 イフの白い胸元は、呼吸に合わせて前後に微動していた。

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