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2-52

 伝言ゲームのとてつもなく駄目なパターン、何か間違った伝聞の生成過程を、目の当たりにしているようだ。


「……そう、だよね」


 俺のツッコミに、アカリは、なぜかほっとしたように呟いた。


「ソラ君にお嫁さんがいるんだったら、私がどんなに頑張ったって……でも、そっか……よかった」


 アカリが何やら呟いていたので、俺は、


「何がよかったんだ?」


 と、聞いた。


「う、ううん! 何でもないよ、何でもない」


 俺の問いかけに、アカリは、慌てて両手をぶんぶんと振った。


「顔が少しあかいけど、大丈夫か?」


「そ、そんなことないからっ! そんなことないよ、気にしないで」


 顔のほてりを抑えるように、アカリは、両手を頬に当てていた。


(そろそろ眠ることにしよう)


 と、俺は、思った。


「じゃあ、お休み」


「うん。お休み、ソラ君。いい夢みてね」







 俺は、アカリに案内された部屋に入るなり、ベッドに横になった。


 スプリングベッドのようにふかふかしていて、心地がよかった。


 俺は、天井を見上げた。


「疲れた……」

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