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「いや、ココノエソラだ」


「ココ、ノエソラ……ですか?」


 イフは、たどたどしく聞いた。


 何ともちぐはぐかつ微妙なコントになってきたようである。


 ノエソラ、海外の人の名前だとしても微妙なラインだし、ココという苗字も捜せばないわけではないだろうがあまり馴染(なじ)みはない。


「ココノエ、ソラ。これが、ファイナルアンサー、これ以降は翻意(ほんい)しないという意思を伴った最終的な回答だ」


 と、俺は、けりをつけるべく、きっぱりと言った。


「ココノエ、ソラ……?」


「そう!それが正解」


 もはや外国語の会話講座のノリである。

 

「呼びにくいですね」

 

 イフは、さらりと言った。


(はっきりしているな)


 と、俺は、思った。


 宿屋の銀月亭のアカリの時は、「呼びにくいよお」と可愛らしく反応されたのが、これも個性ということだろう。


 とにかく、アカリの時と同じくだりになりそうだなと思いながら、俺は、


「ファーストネームは名前、ファミリーネームまたはラストネームは姓でいいのかな?イフが名前で、リリーカルナが姓っていうこと」


「そうです」


「じゃあ、九重が名字(みょうじ)いわゆる姓で、空が名前だよ」


 と、俺が、言った。

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