表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

632/4619

4-419

(やっぱりな……)


 俺は、目を細めた。


 予感的中(よかんてきちゅう)だ。


 移動技"風駆(エア・アクセル)"で跳躍(ちょうやく)した時に上空から小さく見えていた光である。


 その正体は、セドリグが所持する召喚の杖の球体が放つ光だったのだ。


「ソラ……」


 か細い声が耳に届いた。


「大丈夫だ、イフ」


 俺は、ゆっくりと言った。


「二人で乗りきるぞ」


 一瞬目を見開いたイフだったがら、


「……は、はいっ」


 イフは、魔法瓶を構えた。


 セドリグは、舞台俳優のようによく通る声で、


「ご(らん)にいれよう……っ!」


 と、叫ぶように言った。


 ぐらりと大気が震えた。


「……っ!」「……っ」


 俺とイフは、地面をしっかりと踏みしめた。


 セドリグの言葉に連動するように、(あら)たな赤い光が生まれていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ