表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

584/4635

4-372

 このネムリア森という場所にはミスマッチな出で立ちの男性は、自信たっぷりといったふうに立っていた。


「……」「……」


 俺とイフは、無言のまま相手の出方をうかがっていた。


 かたい表情の俺たちと、微笑(びしょう)さえ浮かべている相手は、じつに対照的だ。


 そして、互いに一歩も進まない。


 ただ、互いに相手を視界にとらえているのみである。


「イフ……」


 と、俺は、小声で呼びかけた。


「……とりあえず、相手の出方(でかた)をみる。動くな……」


 俺は、横目にイフにこそっと話しかけた。


 まずは、戦況と戦力の分析だ。


 情報を制する者が場を制する。


 こちらの情報を相手にどれだけ与えずに、相手の情報をどれだけ(うば)えるのか。


 情報戦における鉄板(てっぱん)だ。


 それは、今このシチュエーションとて変わらないだろう。


 状況開始、すでに戦いははじまっているのだ。


 イフは、俺の声にあいまいに軽く頷くばかりだった。


(……まずいな)


 と、俺は、思った。


 やはり、さきほどの茫然自失(ぼうぜんじしつ)のショック状態から立ち直れていないようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ