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着地した際の痛みが、まだ尾を引いていた。
(くっ……ぎゃあああああああああああああああああああああ……っ!)
タンスの角に足の小指をしたたかにぶつけた時とタメをはれるくらいの痛みである、いやそれ以上の痛みである。
(……ええいっ!)
俺は、心中顔をしかめた。
しかし、ここでこのタイミングで叫んでいる場合ではない、みっともないし恰好がつかないことこの上ない。
(打ちどころが悪いとこんなところか……!)
能力のおかげで、この程度の痛みで済んでいるのかもしれなかった。
着地した時の衝撃が、身体全体を襲っていた。
圧倒的足じんじんである。
足じんじんは思いつきでそう呼んでみた、フィーリングでそう呼んでみただけだ。
「……っ」
足じんじんを振り払うべく、軽く息をつきながら、呼吸を整えた。
何とか立てそうなところまで、回復してきた感じである。
やがて、俺たちの前方では土煙がおさまって、霧が晴れるように視界がはっきりとしてきた。
いよいよ、術者との対面である。
吉と出るか凶と出るか、はたまた鬼が出るか蛇が出るか。
俺のいた世界のテレビ番組なら、ここで、正体はCMの後で、のようなテロップが入って引っ張られるところだが、現実はそうではない。
デエカの落ち葉が、かさっと音をたてた。
風が、ぴゅおっと短くわなないた。





