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4-366

 俺は、片膝(かたひざ)をついたまま、術者の影を見すえた。


 影は、まだぼんやりとしたままである。


 麻婆豆腐(マーボーどうふ)山椒(さんしょう)のようにぴりぴりとした、そんな緊張感が首のあたりを突きぬけた。


「……魔方陣の術者……」


 そうつぶやくように言ったイフの表情は、真剣そのものだ。


「……そう、だな」


 と、俺は、ゆっくりと返した。


 術者は、直立しているようだった。


 見える人影は一つだ。


 相手は、一人ということだろうか。


 それに、俺たちから相手の影が見えているということは、向こうからもこちらの影は見えているということだ。


「いったい何者でしょうか……?」


 イフの問いかけには、緊張のトーンがじんわりとしみこんでいた。


「……そう、だな」


 と、俺は、ゆっくりと返した。


 イフは、続けて、


「……あれだけの規模の召喚の魔方陣です。並みの魔力や魔法の技術で作れるものではありません」


 と、言った。


 イフは、魔法瓶をきゅっと握りしめていた。


 すでに、臨戦態勢(りんせんたいせい)である。

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