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はっきり言って、駄目である。
「ばり待っとーもんっ!」
完全にいつもの冷静さを欠いているイフである。
「……あのだな」
俺は、ゆっくりと言った。
何かこう色々とめちゃくちゃになっている状況ではある。
「……うん。女神様は……うむ、当てにはならない……と思う」
と、俺は、しんみりと言った。
「そっ……そんなことないです!」
真剣な顔で反駁したイフである。
ある程度大人になってプレゼントを届けてくれていたのはじつはサンタクロースではなかったのだということを知らされたときに愕然として必死に否定しようとするような表情だ。
「そんなことはありません!」
イフは、同じことを二度言って、
「奇跡を作りたもうた創世の女神エスト様は……」
イフが詰めよるように話したその時、俺の中で、何かがひっかかった。
(作り……?)
もやの中でかすかな光に手を伸ばす感覚を覚えた。
やがて、俺の身体に、電流が奔った。
(……そう、だ!)
圧倒的ひらめきである。





