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 透き通るような美声でつむがれる、絶妙に微妙な音痴な歌声だ。


 カラオケボックスの採点ならば、抑揚(よくよう)やこぶしやフォールは満点の完璧なのに、リズム感も満点でばっちりだろう。


 それにもかかわらず音階のみを正確に外していくスタイルである。


 美少女の美貌(びぼう)と歌唱界の大御所の表現力と少しだけ歌が残念なアイドルのハイブリッド状態と言っても過言(かごん)でもないだろう。


 まさにカオス、混沌(こんとん)そのものである。


(……くっ。ノリノリで歌われたら、たまったものではないっ)


 カラオケボックスにいる女神様を想像してしまい、俺は、頭を振った。 


 俺は、そんな葛藤(かっとう)を振りはらいながら、


(……カラオケの点数はいいにこしたことはないが……それはそれ!)


 べつにイフの中の女神のイメージはそのイメージで、そのままでいいだろうと思ったからである。


 わざわざそのイメージを壊しても、(せん)のない話だ。


 野暮なことは云々(うんぬん)である。


(……みっつ貸しだぞ、女神様……)


 と、俺は、心中ため息をついた。


「さらに聖典によると……」


 俺は、手で制するように、


「ま、まだあるのかっ、イフ……!」


 と、叫んだ。


 スライムたちが、隊列を組みおわったようだった。


 本当にいよいよぐだっている場合ではない。

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