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2-21

「ちょっこまかとぉっ!」


 怒りにまかせたチンピラBが、肩をいからせて、(はし)ってきた。  


 再び、結果は同じになって、チンピラBの拳は(くう)を切っていた。


「何なんだ、その動きはっ」


 チンピラAが、叫んだ。


 俺にもよくわからないが、無理やり言葉にするのならば、身体が勝手に反応している状態だ。


「あったまきたぜ!」


 いつのまにか、チンピラBは、ナイフを握りしめていた。


 サスペンスドラマで犯人が手にしているようなナイフだが 刃物を他人から向けられることなど当然はじめてで、俺は、戦慄した。


 人垣から、悲鳴が上がった。


「くたばれやぁっ」


 チンピラBが、突進してきた。


(……っ!)

  

 俺の視界は、緑のモノクロームに染めあげられて、閃光の文字列が、浮かびあがった。


(何だ、これは……)


 はっきりと、文字列が視えた。


 236+大K。


 236とはレバーの入力手順、大Kとは大キックの略称である。


(……まさか!)


 俺は、直観した。

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