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4-271

 十分の一ではどうなるのだろうか。


 五分の一の威力は、この戦闘で視認している。


 "小さな(リトル・イグニス)"の爆発および爆風は、スライムを霧散(むさん)させ倒しているのだ。


 言いかえるならば、五分の一の行使でも、スライムを倒すに足るということだ。


 "小さな(リトル・アクア)"と"小さな(リトル・シルフィン)"も"小さな(リトル・イグニス)"と同じくらいスライムに対して有効であると、イフは言っている。


 つまり、"小さな(リトル・アクア)"と"小さな(リトル・シルフィン)"に関しても、五分の一の行使でスライムを倒すに足るということだ。


 AがCである、AはBと同等である、ならばBがCである、このような理屈である。


調整行使(アドリブ・リリース)……)


 だったら五分の一のさらに半分の十分の一はどうだろうかと、俺は、考えたのだ。


 これは、思いつきではない。


 作戦の一つだ。


 イフは、小さな(あご)に手をやって考えるしぐさのまま、


「……牽制(けんせい)にはなると思います」


 と、言った。


「……ですが、牽制にしかならないと思います」


 イフは、そんな慎重な言いかたをした。


(軽いジャブ程度……ということか)


 俺は、そう思いながら、


「ひるませたり、のけぞらせたりはできるという感じか?」


 俺の言葉に、イフは、こくん頷いた。

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