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 俺は、片手をあげながら、


「……いや、二回言ってくれたのはいいんだが、二回とも聞き取れなかったぞ。しかも、二回とも、同じ箇所を聞き取れなかったぞ」


「たまに……も使います」


 と、イフが、言った。


「……えっ?」


 俺は、聞き返していた。


 今度は、ぴゅううという木枯らしの音に、イフの言葉の一部がかき消された。


 またしても、何だか肝心なところを聞きはぐったような気がした。


 イフが説明をしてくれるのはありがたいが、説明をしてくれるほどに、謎が謎を呼び込む展開である。


「……の雄叫(おたけ)びもあげます」


 と、イフは、言った。


「……えっ?」


 俺は、聞き返していた。


 ざああっという落葉が舞う音に、イフの言葉の一部がかき消された。


 やはり、何だか肝心なところを聞きはぐったような気がした。


 イフの説明を聞いて、俺は、よけいにとまどってしまった。


(想像……不能っ?)


 イフの言葉をつなぎ合わせてみても、さっぱりだった。


 何かと何かをかけあわせたまったく新しい格闘術でたまに何かを使い何かの雄叫びをあげる格闘術、まったくイメージがわかない、謎すぎてヒントを切望(せつぼう)するレベルだ。


 リリーカルナ式喧嘩術、まったくの謎である、謎すぎるようである。

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