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(ああ……)


 俺は、くらりと空を(あお)いだ。


「……俺たちは、一体何と戦っているんだ?」


 と、俺は、誰にとでもなく言った。


 俺の言葉は、俺への自問(じもん)という形でのしかかってきた。


 イフは、何を言っているのかという顔つきになって、緊張感ありありの声で、


「スライムの群れに決まっているじゃないですか?」


 目の前のスライムの群れが見えないのかと言わんばかりの表情だ。


「……その通りだったな」


 と、俺は、うめくように言った。


 イフの言っていることは、正しい。


 正しいのだが、釈然(しゃくぜん)としなかった。

 

 戦闘中にもかかわらず、俺は、串カツに思いをいたさずにはいられなかった。


(……)


 串カツを知っている諸兄姉(しょけいし)は、少なくないだろう。


 串カツは、揚げものの部類の串系料理だ。


 肉や野菜などを串に刺し衣を付けて油で揚げるのだ。


 たこ焼きや動くカニの置物やバンザイをしている人の大きな看板などがすぐに思いつく地域の名物である。


 串カツは、ひと串が大きい串揚げとは異なる。


 具材は小ぶりに切られていて、一口で食べるスタイルが一般的である。

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