表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

433/4644

4-220

「ああ、そうだ」


 俺は、大きく頷いた。


 デエカの落ち葉を踏みならしながら、スライムの包囲網が、俺たちに迫っていた。


 対峙するスライムはおおよそ五十匹、俺とイフのツーマンセルで乗りきる算段だ。


 俺は、頭の中で考えていた戦術を提案することにした。


「イフ。提案がある」


 と、俺は、言った。


「はい。何でしょうか?」


 俺は、イフが握っている小さなガラス瓶を見た。


 擬似魔法の力が込められている魔法瓶である。


「イフが持ってきている魔法瓶は、五つだよな?」


 と、俺は、イフに聞いた。


 イフは、はいと頷いた。


「それなら……」


 そう言った俺は、ざっとイフの前に出た。


 俺は、剣をスライムたちに向かって真っすぐに突き出しながら、


前衛(ぜんえい)は、俺がやる」


 イフは、少し不満そうに、


「ソラ。私だって、戦えますよ。今、ツーマンセルだって言ったじゃないですか?」


 と、言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ