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文字通りの額面通りの意味ならば、3000万ネカから500万ネカを差し引いた2500万ネカが低いリスクで手に入る、というのだ。
悪い話でもないというよりも、おいしい話ともいえる。
いや、ある意味、できすぎた話である。
そして、だ。
こういうケースは、往々(おうおう)にして、わけありの場合も少なくない。
そういう気がするのだ。
(……)
言ってみれば、例えば、
「Aだと思った?」
からの、
「残念、Bでしたーっ!」
とか、
「Bだと思いましたか?」
からの、
「ところがどっこい、Aなのです!」
などという、そういうパターンも多いのではないか。
そういう意味も込みで考えると、どうにもな印象が拭えない。
俺の横のラテュレは、
「話がうますぎるわね……」
と、自身に言ったのか俺に言ったのか、小さくつぶやくようにしていた。





