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目を細めた俺は、
(……"隷属搾取)
その言葉を心中つぶやいていた。
おだやかでない言葉のオンパレードである。
ヘヴィーな言葉のオンパレードだ。
なかなかにすさまじい話である。
"隷属搾取。
身体の自由を奪いそのものの精神と魔力を搾取する魔法だという。
随分と物騒な内容である。
サードは、その魔法が込められた首輪をかけられていたということだ。
サードは、ぱっと見、少女である。
薄緑のミディアムショートの髪の少女だ。
さらっさらの髪である。
その薄緑の髪はふわふわと揺れている。
見た目、普通の女の子だ。
だが、じつは、という話なのだ。
その正体は、聖獣"鉄鋼猫"である。
百五十年ぶりに復活したという、五大聖獣の一角なのだ。
そして、ただ今の少女の姿になる前は、見た目は本当にただの子猫である。
現に初めて見たサードは、イチローやジローと同じで、子猫だったのだ。





