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「さすが、ソラです。でも、そこまで正確無比だと、ちょっとひきます」
「誉めるのかけなすのか、どっちかにしてほしいかなっ!」
以上のようなやりとりだったかと記憶している。
分ですら生ぬるかったのだ。
分ではない。
秒である。
そう。
この異世界には、〇ュー〇ー三秒クッキングなる番組というものが存在するのだ。
(……)
とにかく、だ。
パリーピも間もなくここに来るらしい。
はたして、扉が開いた。
そうして、新たに部屋に入ってきた人物二人である。
一人は、件のパリーピだ。
パリーピ・カルデンタントである。
この異世界に来て五日目の昨日、俺はパリーピと出会っている。
雨の道の中、実際に会話をしているのだ。
俺の頭の中で、その会話がリフレインされた。
以下のようである。
「その前に知人にチケットを渡しに行っていたのでね」





