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そもそもにして、この異世界に○分クッキングが存在するのが、驚きである。
しかし、驚いたのもつかの間、
(……いや)
と、俺は心中軽く頭を振っていた。
そうだった。
驚き。
その認識すら誤っている。
分ですら生ぬるかったのだ。
分ではない。
秒だった。
そう。
以前イフと話した時にわかったことだが、この異世界には、〇ュー〇ー三秒クッキングなる番組というものが存在するらしい。
にわかには信じがたい話である。
しかし、それは確かにそれとして存在するのだという。
イフとの会話を思い出していた。
「ソラも、『〇ュー〇ー三秒クッキング』、観たほうがいいですよ」
「あるのっ?」
「あります」
「マジでっ?」
「マジでです」





