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 眠っている力を呼び起こす特殊な薬などが、この異世界に存在してもおかしくはないだろう。


 能力覚醒アイテムというやつだ。


 漫画やアニメやゲームでもある設定や展開である。


 ゲームでは、重要なイベントの後やレアドロップそして超高額などのアイテムとして、登場したりする。


 周回プレイで必要だったり、やりこみプレイ要素だったりといった形である。


「『そのうえ私のオーラは手をかざすと光線となって放たれた』」


 イフは、雰囲気たっぷりに言った。


(おおおっ、やはり!)


 俺は、心中感嘆(しんちゅうかんたん)していた。


「『……ような気がするほどに風邪が完治してしまったのだ。驚くべき効能である』」


「気がしただけかいっ! やっぱり風邪薬!」


 俺は、思わずツッコんでいた。


「他にも、いろいろと紹介されています」


(……なるほど)


 と、俺は、ツッコミに体力を消耗しながらも内心得心(ないしんとくしん)した。


 何と言っても、あの金色のデエカの実は稀少種なのだろう。


 イフの態度を見れば、それは明々白々(めいめいはくはく)だ。


 クエストの調達という目的からは少しずれるが、ついでである。


「よしきた」


 頷いた俺は、さっと動いてイフの前で屈んだ。

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