表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

336/4639

4-123

 イフの白い細い両足が、ふるふると震えていた。


(……っ!)


 俺は、少しでもイフを落ち着かせようと、真正面からイフの華奢(きゃしゃ)な肩をつかんだ。


「はいぱああああああああああああああっ!」


 と、イフが、叫ぶように言った。


 真っ(さお)な綺麗なイフの目が、大きく見開いていた。


 イフは、少なからず動揺しているようだ。


「は、はいぱあだって?」


 俺の聞き間違いでなければ、イフはそう言ったのだ。


 俺は、事態を把握(はあく)するためイフに問いかけた。


「……どういう意味なんだ。教えてくれ!」


 俺の問いかけに、こくこくとイフが頷いた。


「ぷれみああああああああああああああっ!」


 イフの右手がゆっくりと上がっていった。


「ぷ、ぷれみあだって?」


 オウム返しに聞きつつも、俺はある予感がしていた。


「まっくすうううううううううううううっ!」


「ま、まっくすだって?」


 と、俺は、聞いた。


 予感は確信に変わりつつあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ