表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

325/4638

4-112

 森の入口から進んで三十分ほど奥に進んだだろうか。


 急に(ひら)けた場所が俺たちの視界に飛び込んできた。


 今まで見てきたものとは異なる(おもむ)きの木々が、生い茂っていた。


 その木々の影響もあって、日の光りが歩いてきた他の場所と比べると多く森の中におりてきている。

 

 イフは、三百六十度上方を見回しながら、


「着いたようですね」


 と、言った。


「これが、デエカの木か」


 と、俺も、応じた。


 クエストの目的地である調達場所に着いた。


 はたして、何本ものデエカの木々が根を下ろしていた。


 外見は、俺のいた世界のカエデの木に似ていた。


綺麗(きれい)ですね……」


 と、イフが、感嘆のため息まじりに言った。


 俺のいた世界の秋の紅葉、そんな情景だ。


 風情(ふぜい)があるという表現が、びったりかもしれない。


 特徴的な葉の形も似ている。


 地面に落ちているたくさんのデエカの葉は、まるであかね色の絨毯(じゅうたん)だ。


「綺麗だな……」


 と、俺も、イフに応じるように言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ