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 イフは、くるりと振り向いた。


 白銀の髪に透き通るような白い肌に白のワンピースは、雪の白さを連想させた。


「私がソラにパートナーになってもらおうと思ったのは、当たり前のことです」


 と、イフは、言った。


 風が、イフの白いワンピースを揺らした。


 森の中を流れる冷たい空気を感じた。


 静謐(せいひつ)な空気である。


「私は、私の(おも)いを信じています」


 イフは、俺をまっすぐに見た。


 にっこりとほほ笑んだイフは、


「ソラは私の道しるべになってくれる存在だと、私は、信じているんです。ただそれだけです」


 ストレートな答えだった。


「……そっか」


 まっすぐなイフのまなざしの前に、俺は、そう短く答えていた。


 木漏れ日が、うっすらと射し込んできていた。


 俺は、イフのまなざしからを目を逸らさずに、


(そう、だな)


 と、自身に言い聞かせた。


(今は……)


 今に打ち込むことにしようと、そう思った。

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