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2-2

「おはよう。ソラ君。朝早いんだ、感心感心」


「おはよう、アカリさん」


 と、俺も、挨拶をした。


 アカリには、昨晩のうちに、俺の名前を教えていたのだが、九重空(ここのえそら)という苗字名前のフレーズは、この異世界の人間であるアカリにとっては、感性的に慣れなかったようで、ソラと呼ばれることになった。


 アカリは、タオルを洗濯籠に入れながら、むくれたような顔をしていた。


(何か地雷でも踏んだのか?)


 と、俺は、思ったが、特に心当たりはなかった。


「昨日の話だと、ソラ君と私って、ほとんど年は離れていないよね?」


「まあ、そうだね」


「だったら、お互い、堅苦しいのはなしにしようよ。私のことは、さん付けはしないでくれたほうが、嬉しいかな」


 俺のことを(くん)付けで呼ぶアカリのことを、俺がさん付けしなくていいのだろうかと思ったが、本人がそう言うのなら、俺も、断る理由もないので、


「じゃあ、アカリ」


「わっ……」


 アカリは、何故か顔を赤らめた。


「昨日は、どうもありがとう。本当に、助かった」


 俺は、改めて、礼を言った。


「いきなり呼び捨てにされると、テレちゃうな……」


「アカリが、呼び捨てでいいって、言っただろう」


 アカリは、少し俯いて、ところどころ言葉を区切りながら、ぎこちない調子で、


「えと……確かにそう言ったけど、ためらいもなく言われると、とまどうよ。ソラ君、迷わないし、ブレないし、結構モテ(もてお)君だね……?」

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