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こちらのブラフハッタリが一応効いているということだ。
散々とくどいくらいに、ビルドストライクレールランチャーカノンと連呼したのだ。
滔々(とうとう)とくどいくらいに、ビルドストライクレールランチャーカノンのなんちゃって性能を披露したのだ。
このごり押しハッタリが一応は通ったのだ。
攻撃を受けてはまずい。
少なくともそういう意識がサードにはあるということなのだ。
ただし、だ。
油断などまったくできない。
一応、という限定的状況だ。
今は一応効いている、それだけだ。
このハッタリが看破されるのにそれほど時間はかからないだろう。
だから、その前に勝負を決するのだ。
それと同時に、俺は、
(3……!)
と、心中カウントしていた。
イフが"小さな青"を使える回数は、あと2回というわけだ。
空を切る音が鳴り響く。
この攻撃である。
L字棒の二挺拳銃ならぬ二本ブーメラン。
そして、予測がしにくい変則的な軌道、しかもそれが二本だ。





