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こういう時に、過剰な凄みは必要ない。
却って邪魔であるかもしれない。
こういう時は、自然に構えたほうが、自然に見える。
こういう時は、自然に言ったほうが、自然に聞こえる。
そう踏んだのだ。
サードの瞳が揺れた、ような気がした。
それから、
「切り札……?」
と、サードがオウム返しにつぶやいた。
俺は、ロッドを合わせてかきんと音を鳴らして、
「特別製なんだ」
と、続けた後に、
「熱探知ができるのでたとえ相手が物陰に潜んでいたとしても確実に狙い撃つことができるなんとわずか五秒で武装を換装できる連結レールキャノン、といったところか」
と、言いきった。
言いきったのである。
サードは、口をわずかに開きながら、
「……」
俺は、追いガツオめいた調子のままに、
「しかも、わずか五秒で武装を換装できる」
と、言った。





