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4-68

 お見合い状態を終わりにしたのは、年長者のマーシャルだった。


「このへんにしておきましょう。あまりからかいすぎてもよくないでしょうから」


 と、マーシャルが、柔らかくほほ笑みながら言った。


「……からかってたんですか?」


 俺は、拍子抜けしたように聞いた。


「あら。年下をからかうのは、年上の特権ですよ?」


 マーシャルは、お姉さん(かぜ)をふかせるように言った。


「そんな特権、あるんですかね」


「それがあるんですよ」


 優しい声で言ったマーシャルの言葉には、妙な説得力があった。


(……困った一騒動(ひとそうどう)だったな)


 と、俺は、内心苦笑していた。


 マーシャルは、俺に耳打ちするように、


「じゃあ、最後にあれ……やってくださいよ」


 と、言った。


「……何ですか?」


 再び嫌な予感がしていた。


 マーシャルは、期待に満ちた目をしていた。


「エクスカリパー……ッ! ……っていうやつです」


 武器屋の親父のエア剣戟は、意外と有名のようである。

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