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4-67

「イフもちゃんと意味考えて言ってるっ?」


「……た、たぶんわかってます!」


 イフが、ガッツポーズで言った。


 絶対にわかっていない時の回答だ、勢いだけで押してきている。


 たしかに、俺が装備しているエクスカリパーの(さや)は無駄にごついデザインだから太い、そして刀身はやたらに大きい、それは紛れもない事実である。


「パーフェクト!」


 マーシャルは、親指をぴしっと真上に上げた。


「持ち上げかた(ざつ)だなぁっ!」


 しかも、何が完璧(パーフェクト)なのか、皆目見当もつかない有様(ありさま)だ。


「そう言ってもらえるなんて光栄です」


 マーシャルが、破顔(はがん)した。


「いや、光栄に思われてもですねっ?」


 俺は、くらいつくように言った。


「ソラ。私は、誉めてくれないんですか?」


 ここにきて、イフは何やらマーシャルに謎の対抗心を燃やしている始末だ。


「イフ、話がややこしくなるからっ」


 双方(そうほう)の言い分が、加えてイフの謎の言い分も加わって、もはや三すくみ投げっぱなし状態である。


「……(にっこり)」「……(むううっ)」「……(がっくし)」


 三人とも、無言のトライアングルお見合い状態である。


 言うまでもなく、マーシャル、イフ、俺のそれぞれの様子だ。

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