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ネットで漁った程度の知識だが、政略結婚という言葉がある。
結婚、マリッジ、おめでたい意味で使われるのは当たり前であるが、殊にこの言葉に関して言えば、否定的だったり批判的に使われることもある。
俺のいた世界の話で言えば、戦国の時代を引き合いに出して、政略結婚の話がされる。
ほととぎす云々(うんぬん)のエピソードがある武将がいたり、風林火山な武将がいたり、三本の矢云々の武将がいたり、の時代だ。
政略結婚は、群雄割拠、下克上、そういう時代を生き抜くための手段の一つだったのだ。
目的のパターンは、様々である。
力のある家が勢力拡大のため。
力のない家が自家存続のため。
同盟を結ぶ家同士が同盟を確固たるものにするため。
そういう目的のために、当人同士の同意を飛び越えて、結婚がなされるのである。
誤解を恐れないで言えば、半ば強引な結婚である。
戦国SLGをプレイした諸兄姉は、少なくないだろう。
老舗のソフトメーカーは、息の長いシリーズをリリースしていたりするから、人気ジャンルと言っていいだろう。
プレイヤーの国家レベル10の国が、国家レベル100の国に戦をしかけて勝つことができるのだろうか。
無理ゲーである。
では、国家レベルが10倍の相手といかに向かい合うのか。
プレイヤーの腕が試される場面だ。
調略などの駆使して、やり過ごしたりするのが、考えられるだろう。
やり過ごすのが難しければ、手を結んだりするのも一つの手で、ここで、政略結婚の出番となる。
プレイヤーである領主の子と、国家レベル100の領主の子とを結婚させて、手を結ぶのだ。





