表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

235/4638

4-23

「リリーカルナ商会推しなんですね」


 と、俺は、言った。


 俺の言葉に、武器屋の親父は、大きく頷いて、


「まあな。だから、俺の店もリリーカルナ商会から仕入れたものも多い。逆に、ノーハン商会のものは一切おいていない」


 と、言った。


「さっきの話の雑貨屋みたいに、店に誰か来たりしなかったんですか?」


 と、俺は、聞いた。


 来たなと、武器屋の親父はあっさりと頷いた。


「うちはおたくの品物はお断りだと、突っぱねたな」


 俺は、どきりとした。


「大丈夫……だったんですか?」


 俺は、慎重な聞きかたをした。


 ノーハン商会からの圧力などはなかったのだろうか。


「少し友好的な話し合いをしてやったら

、ぴたりと来なくなった」


 武器屋の親父の言いかたに一抹の不安を覚えた俺は、


「……具体的に、どんな話し合いをしたんですか?」


 武器屋の親父は、今日の朝食を思い出すぐらい自然な調子で、


「確か……そこの角を曲がったところの路地裏に、相手の男三人を呼び出して、そのままぼこって……」


 俺は、すっと右手を上げた。


「おおよそのことは、今のでわかりました」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ