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学校の授業で習った内容で、需要と供給という考えかたがある。
習ったとは言っても、せいぜい二時限分くらいだから、浅い知識だ。
需要曲線と供給曲線という二つの曲線を使った分析図が、有名である。
分析図は、縦軸が価格で横軸が数量だ。
縦軸はPrice略してPと呼ばれたり、横軸はQuantity略してQと呼ばれたりする。
需要曲線とは、需要を表す右下がりの曲線だ。
そして、需要とは、消費者側の「買いたい」という意欲である。
需要曲線が右下がりであるのは、価格が上がるほど需要量が減少するからだ。
買う側の気持ちになってみる。
100円の菓子であれば買いたいという気持ちはそこそこ高いが、これが10000円ともなると買いたいという気持ちが下がるだろう。
供給曲線とは、供給を表す右上がりの曲線だ。
そして、供給とは、生産者側の「売りたい」という意欲である。
供給曲線が右上がりであるのは、価格が上がるほど供給量が増大するからだ。
売る側の気持ちになってみる。
100円の菓子でも売りたいという気持ちはあるが、10000円ともなると売りたいという気持ちが上がるだろう。
以上が、需要と供給のバランスである。
そして、二つの曲線が交わるところは、競争均衡と呼ばれる。
この時に、需要量と供給量は一致するし、価格が定まる。
この時の価格は均衡価格または市場価格と呼ばれ、取引量はを均衡取引量と呼ばれる。
物の売買とは、需要と供給がせめぎ合い価格と取引量が決定されるということなのだ。





