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4-14

「それで、お願いってのは何だ? 用事があって来たんだろう?」


 武器屋の親父は、声のトーンを変えて聞いた。


(そうだ)


 と、俺は、思った。


 俺は、武器屋に来た目的を思い返した。


 俺は、頷いてから、


「ノーハン商会について教えてください」


 と、言った。


 ほうと、武器屋の親父は、言った。


「ノーハン商会……か」


 武器屋の親父の表情が、少し硬くなった。


(……やっぱりか)


 少し嫌な予感はしていたのだ。


 一昨日(おととい)騒動を起こしたチンピラたちと昨日出会ったセドリグ・ノーハンの言動からすると、彼らが属しているというノーハン商会にも、同じイメージがつきまとうのは当然だ。


 そして、俺は抱いたイメージは、少なくとも好印象からはほど遠い。


「あなたが詳しいと、宿屋の銀月亭のご主人から聞きました」


 と、俺は、言った。


 武器屋の親父は、瞑目してから、


「なるほどな。いいだろう」


 俺は、木製の椅子に座るように促された。

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