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3-111

「……ちょっと、視線が冷たいぞ」


 俺はそう言いながら、顔を至近距離まで近づけてきているアカリに、とまどっていた。


 (とう)のアカリは、そんな俺の困惑ぶりなどには気付かないようだった。


 まったくの無防備で、俺に顔を近づけてきているのである。


「……じ~」


 ありていに言えば顔が近い、と言うよりも、近すぎである。


(……近い……)


 と、俺は、改めて思った。


 雪のように白くてきめ細かなアカリの肌は、可憐な女の子のそれである。


 少し長めの栗色の髪は、ふわふわである。


 西洋人形のようにぱっちりとした目元には、整った眉毛が綺麗に並んでいた。


 それに、何だか甘い心地よい香りもする。


「じー」


「ちょっと、視線が見下しているような感じになったぞ」


「じっ……」


「ちょっと! 何でいきなりゴミを見るような感じになるんだよ!」


「じ…………」


「もはや軽蔑指数マックスオーバーの感じだな!」


 思わず、俺は、ツッコんでいた。


 視線が交錯すること一分ほど、白旗をあげたのは、俺のほうだった。

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