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 そんな俺が得意とするのは、対戦格闘ゲームで、アーケードゲームに散見される、レバーで必殺技のコマンドを入力しながら闘うものだ。


 いわゆる格ゲーには、一家言(いっかげん)ある自信がある。


 大会での優勝経験もある。


 コマンド表の「236」や「623」が、それぞれ、「飛び道具」や「対空技」を表しているのは、理解できる人には、理解できるところだろう。 


 俺が佇んでいる草原は、静かでのんびりとしていて、自然と、落ち着いてくる。


 空も晴れていて、天候も、穏やかである。


 青空を見た、俺は、


(俺は、あそこから、落ちて来たのだろうか?)


 と、思ったが、もちろん、想像の域を出ない妄想だし、誰かの答えも、期待できそうにない。


 草原には、一本の道があって、俺は、その上に立っている。


 道は、街道の様相を呈していて、横幅は、あまりない。


「獣道では、ないな」


 あまり整備もされていないが、この街道に、人の手が入っているのは、間違いない。


 俺は、辺りを見回したが、立て札などは、なさそうである。


 人の手が入っているこの道に沿っていけば、人の関係する、何らかの場所には、辿り着けるはずだ。


(行ってみるか)


 と、俺は、思った。


 あれこれ考えるのは、得意なほうではないし、考えるよりは、行動する派である。


 良く言えば、すぐやる課、悪く言えば、見切り発車だ。


(とりあえずは、進んでみることにしよう) 

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