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3-82

「よろしくな!」


 と、気さくな感じで俺に挨拶をした男性は、うまそうにジョッキをあおった。


 琥珀色の炭酸の酒のようだ。


 ビールによく似ている。


「ゴブリン退治にカタがついたんでな。今日は、仲間(ツレ)たちと、祝宴ってやつだよ」


 と、男性が、言った。


「イフちゃんたちも、クエスト帰りかい?」


「はい。チニチニの花の調達クエストです」


 と、イフが、答えた。


「ああ。掲示板にも、定期的に出ているやつか。報酬は少なめだが気軽に受けられるから、いいよな」


 と、男性は、思い出したように言って、


「あのあたりの草原は、モンスターが出るといっても、何カ月かに一度、ピンのモンスターがひょこり顔を出すだけだからなあ。安全だし、悪くない」


「そう、ですね」


 イフは、少しぎこちなく答えた。


(何カ月かに一度出るだけ、か)


 と、俺は、思案していた。


 やはり、あの辺りであのスライムの大群と遭遇するのは、かなりイレギュラーな出来事のようだ。


 男性は、俺たちのクエストの経緯は知らないだろうから、イフの微妙な口調の変化には意を(かい)さなかった。


「イフちゃんの成長の速さには、驚かされるばかりだよ。努力家だからな、この子は」


 男性に誉められて、イフは、両ひざをぴったりとつけて恥ずかしそうにうつむいた。

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