表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

165/4633

3-81

 俺とイフは、ぐいっとグラスを傾けた。


 喉に冷たい感覚が通っていき、何とも爽快である。


「うまいな」


 と、俺は、自然に声を発していた。


 俺は学生だったから、酒の味はわからない。


 それでも、居酒屋で仕事終わりのビールを飲んでいるサラリーマンが、テレビのインタビューなどで「最初の一杯がうまいんだよ!」などと言っている気持ちが少しわかったような気分だ。


「はい。おいしいです」


 と、イフも、こくこくとジュースに口をつけていた。


「おめでとうさん!」


 不意に、後ろから景気のいい声がした。


 大きい豪快なジョッキを手にした中年男性である。


「こんばんは」


 と、イフが、ぺこりと頭を下げた。


 イフの対応からすると、どうやら顔なじみのようだ。


「こんばんは」


 俺は、会釈をした。


「お前さんが、イフちゃんと組んでいるってやつかい?」


 と、男性が、聞いた。


「そうです」


 と、俺が答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ