1587/4769
5-306
ネラーは、俺のほうに振り返った。
「私は、おまけよ」
と、ネラーは、続けた。
「……おまけ?」
と、俺は、オウム返しに聞いた。
この着ぐるみは、何を言っているのだろうか。
ネラーは、小さく首肯して、
「言ったでしょう?」
と、言った。
「ソラ・ココノエと愉快な仲間たち。私は、あくまでおまけだわ」
と、ネラーは、こともなげに言った。
あっさりと言うものである。
イニシアチブは俺にある、そう言うのだ。
率先してこの有事を巻き起こしてのこの言い草である。
いけしゃあしゃあと言うものである。
俺は、ネラーを見やって、
(こいつ……)
それで、と、ネラーが言った。
「どうするの?」
と、ネラーはくすりと笑った。





