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3-66

 RPG(アールピージー)ゲームでは、平地や草原や砂漠や森林や海などの移動画面すなわちフィールド画面上をプレイヤーキャラクターが行き来する。


 そしてフィールド画面で敵キャラクターと遭遇(そうぐう)し、フィールド画面から戦闘画面すなわちバトル画面に移行する。


 いわゆるエンカウントというやつだ。


 エンカウントは、二つに大別される。


 ランダムエンカウントとシンボルエンカウントである。


 ランダムエンカウントは、フィールド画面上には敵キャラクターが直接表示されない。


 フィールド画面上においてプレイヤーキャラクターが移動している時に、一定の確率で敵と遭遇して新たなバトル画面が表示されて戦闘が始まる形式だ。


 フィールド画面からバトル画面に移行する際のエフェクトは作品ごとに様々だ。


 フィールド画面が真っ黒に塗りつぶされていってバトル画面に移行する作品もあるし、もやがかかるようにフィールド画面がゆっくりと消えていってバトル場面に移行する作品もある。 


 RPG(アールピージー)ゲーム黎明期(れいめいき)から存在する、基本かつ王道のトラディショナルな形式が、ランダムエンカウントと言えるだろう。


 一方のシンボルエンカウントは、フィールド画面上にあらかじめ敵キャラクターの姿が直接表示されている。


 フィールド画面上においてプレイヤーキャラクターが移動している時に、プレイヤーキャラクターがそれらの敵キャラクターと接触することにより、戦闘が始まる形式だ。


 敵と戦うかどうかがプレイヤーに委ねられているという自由度は魅力的で、必要のない戦闘からの解放というストレスフリーな形式が、シンボルエンカウントと言えるだろう。


 以上が、ランダムエンカウントとシンボルエンカウントの概要である。


 賛否両論あるだろうが、俺はランダムエンカウントのほうが好みだった。


 シンボルエンカウントだと戦闘のタイミングがある程度予見できてしまうし、レベルが高い状態ではタイミングを選択できてしますから、緊張感について言えば、何だか物足りなく感じてしまうのである。


 一方のランダムエンカウントだといつ戦闘になるのかわからない分、緊張感がある。


 例えば、お化け屋敷の中で、一本道があると仮定してほしい。


 ランダムエンカウントはまったく何もない状態で、シンボルエンカウントは剣を持った動かない騎士の鎧がある状態としよう。


 来るな来るなと予想しながら慎重に進んでいくのがシンボルエンカウントで、いつどこから襲ってくるかわからないのがランダムエンカウントだとするならば、俺は後者を選ぶというわけだ。

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