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3-64

「どうしたんだ?」


 イフが何か話したそうなので、俺は水を向けてみた。


「ソラ。少し話をしてもいいですか?」


 と、イフが、聞いてきた。


「構わないぞ。俺も、黙りこくって摘んでいるだけだと飽きてくるからな」


「私たちは、パーティーです」


「そうだな」


 俺は、相槌をうった。


「私にとっては、ソラはパーティーのメンバーです」


 イフは、一呼吸おいてから、


「私は、ソラのことをまだあんまり知らないと思うんです。ソラのことをもっと知りたい」


「そうだな。俺も、パーティーメンバーのイフのことはもっと知りたい」


 俺たちはとにもかくにも即席のパーティーである、もう少しお互いのことを知り合う必要があるだろう。


 その時だった。


 不意に、辺りに妙なプレッシャーを感じた。


(……なんだ?)


 不穏なざわつきが、俺の頬をかずめていった。


 イフの顔が強ばったのを見て、俺は何かが起きたのを感じた。


「……ソラ。モンスターです!」


 イフが、緊張した面持ちで言った。

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